雑感

境界例(境界人?)っぽいものアレコレ

境界例っぽい(と個人的に思う)もの(人、作品など)アレコレ (根拠は示さず…) J・D・サリンジャー カート・ヴォネガット 太宰治 ヘルマン・ヘッセ グノーシス主義 カタリ派 『地下室の手記』 『タクシードライバー』 華倫変 山田花子(漫画家) 『少女椿…

「『丸山眞男』をひっぱたきたい」赤木智弘さんに見るコミュニタス(コムニタス)への願望

イニシエーションにおける善性を求める欲望の発動は,そのひとつの現れとして,V・夕一ナーのいうコミュニタスを成立させる.コミュニタスとは,身分や地位の分化をともなう社会構造の次元を超えて,諸個人が全人格的に対時する,自由で平等な人間関係のこと…

モラトリアム・アイデンティティ拡散症候群としての陰謀論者

モラトリアム(アイデンティティ拡散症候群)とは下記のような精神病理の症状がある。 ①「自分は…である」という社会的自己(アイデンディティ)の選択を回避し、際限なく決着を回避する心理状態に取りつかれる。 ②過剰な自意識にふけり、全能で完全な無限の…

ビョンチョル・ハン『疲労社会』 肯定性の過剰 コンビニ

ハンによれば、「疲労の本質的な理由は、肯定性の過剰」である。ただ、この肯定性は本来の言葉の意味ではなく、現代世界の攻撃的な基本的特徴として理解されるべきである。可能性が多過ぎることと絶え間なく肯定することは、疲弊させる。現代人は今や自分が…

日本人とギャンブル

日本で公認されているギャンブルに胴元〈親〉が負けることもあるブックメーカー方式のものが一つもなく(ですよね?)、〈子〉の間で配当金を奪い合うパリミチュエル方式のものばかりであるのに、ギャンブラーである〈子〉たちは何の文句も言わずに従ってい…

昔から漠然と感じていた斎藤環センセイへ違和感の正体

が今日わかった。 生徒達に対して、 「みんな~、ぼくは堅い事を言う物分かりの悪いオトナじゃありませんよ~」 みたいな顔をして、生徒のウケを狙いたがる「物分かりのいい教師」のアレだ。

レイヴと宗教

精神分析的な議論から宗教を考えると, 宗教とは、人間が現在のように高い生産性によって諸衝動の充足や安定を行うことが不可能であったとき, 諸衝動の抑圧を行うと同時に、不安や恐怖を超越的な他者のもとへ回収し、 また一方では,非日常的倒錯的な幻想空間…

精神分析と陰謀論

フロイトやラカン周辺の言説を好んで引用しているとあるブログを久しぶりに見に行ったら、そこのブログ主がウクライナ・ロシア関連や安倍晋三銃撃事件犯人複数説などの陰謀論を好意的に(と言っていいだろう)引用する人になっていた・・・。 これらの陰謀論…

青山正明の本名

本名は大塚 雅美(おおつか まさみ)。 青山正明 - Wikipedia 女性のような名前であったことが、青山氏の人格形成に何らかの影響を与えたのではないかという気がする。

他者による無視や放置はトラウマ(心的外傷)を形成しない、のか?

これらのことから言えることは、「いじめ被害」という体験が看過できないほど大きな要因として存在しているということである。しかし、「いじめ被害」という体験とひきこもりを直接的に結び付け、心的外傷論(Herman,J.L.1992、van der Kork,B.A.ら 1996)の…

中身カラッポの方が夢詰め込める

ではどうして中味がないものに惹かれてしまうのか。それは中味がない分、そこに思いを込めることができるからです。中味は自我が想像力で補うのです。つまり見えているものに思いを込めれば、そこに自分なりの価値が生まれるわけです。日本文化の特徴はサン…

童話「ごんぎつね」における「罪の移動」というテーマ

ヒッチコック『見知らぬ乗客』における欲望/罪の移動の視覚化:深夜の密談のシーンの分析を中心に(1) https://www.seijo.ac.jp/pdf/falit/221/221-04.pdf 「ごんぎつね」も「罪の移動」がテーマだよね(?)

安倍晋三の「東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」という発言について

今更だけど。 安倍首相は、滑らかな英語で東京への五輪招致演説をした。首相官邸ホームページにその和訳が掲載されている。福島について言及したのは、開始直後だった。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されてい…

カルトとオタク

↓「カルトの見分け方」だそうですが 1.真理はその組織に占有されており、その組織を通してのみ知ることができると主張する。2.組織を通して与えられた情報や考え方に対しては、疑ってはならない3.自分の頭で考えることをしないように指導する4.世界…

倒錯者としての新自由主義者

例によっていい加減な思いつきなんですが… 神経症者にとって「去勢」は「真理の時宜」であり、それ(真理≒去勢以前の享楽)は常に「今ここ」を逃れ、いつも別の所にあるか、早すぎるか遅すぎるかである。しかし倒錯者において「去勢」は「真理の地点」である。…

「加速主義」とやらを環境問題に応用すると

ガンガン自然破壊をすることによって人類の滅亡or激減or反省を促し、自然を回復させる、という考え方。

ラカン=パラノイア説

ここに書いてあること、ひいてはラカンには、傾聴に値するものがあります。それは確かに値打ちのあるものです。 値打ちがありすぎるのが危険なところです。 まず、彼の話を聞きすぎないこと。それから、最後まで聞くこと。 そのためには、「話半分」で聞き流…

「不気味なもの」としてのゾンビ

・不気味なもの=慣れ親しんだものが抑圧された後に回帰してきたもの。byフロイト ・土葬(抑圧)された後に蘇る(回帰)ゾンビ ・食欲と攻撃欲動だけで動いているゾンビ=乳児期の我々? ・生きている人間を見つけると噛みつき半死者の仲間入りをさせるゾン…

三種の神器とコフートの3つの自己対象転移

・剣→理想化転移 ・鏡→鏡転移 ・勾玉→双子転移 上から、父、母、子、に対応しますかね。。

山本夏彦の「マクリ派」「ダメ派」とフロイト

↓山本夏彦『ダメの人』の紹介文。 ひたすら婦人のスカートをまくって生涯を終えるマクリ派と、いくらまくってもダメ也と観ずるダメ派。 これってフロイトの フェティッシュとは女性(母親)のファルスの代替物である。男の子はこの女性のファルスの存在を信…