ビョンチョル・ハン『疲労社会』 肯定性の過剰 コンビニ

ハンによれば、「疲労の本質的な理由は、肯定性の過剰」である。ただ、この肯定性は本来の言葉の意味ではなく、現代世界の攻撃的な基本的特徴として理解されるべきである。可能性が多過ぎることと絶え間なく肯定することは、疲弊させる。現代人は今や自分があまりにも多くのグループや文化に帰属していると感じている結果、心の中の十分な免疫防御によって健全であり続けるための「抗体」が不足している。

退屈の賛歌 - 無為が私たちを疲労から守ることができるには - トピックス - Goethe-Institut 日本

コンビニエンスストアの「年中無休」「24時間営業」という特徴も「肯定性の過剰」と言えるのではないだろうか?