2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ「ひきこもり」経験者が自らを「宇宙人」「外国人」のようだと感じるようになるのか

しかし、これらは単に自己評価の低さや羞恥心として説明がつくものではなく、彼らの感覚はいくら取り繕ってもそれを拭うことができないような、自己の存在に深く根付いた違和感であると考えられる。T さんと E さんの「変人」という言葉や、筆者が面接を行っ…

マイケル・バリント オクノフィル やたら早足のオタク

こうしてみるとオクノフ ォリックな世界とは、いくつかの対象と、対象と対象とを 隔てる恐ろしい空っぽな空間とでできている世界である。 オクノフィル(オクノフォリックな人)の人生とは、対象から対 象へと渡り歩く人生であり、渡る中途の空っぽな空間の…

昔から漠然と感じていた斎藤環センセイへ違和感の正体

が今日わかった。 生徒達に対して、 「みんな~、ぼくは堅い事を言う物分かりの悪いオトナじゃありませんよ~」 みたいな顔をして、生徒のウケを狙いたがる「物分かりのいい教師」のアレだ。

消費者は物質ではなくファンタジーに取り囲まれている

ラッシュは, 確かに現在のアメリカ経済のテクノロジーは,基本的な生活必需品を十分にいきわたらせ, そして今や広告によって消費者の欲望をかきたて始めるところまで来たが, そこに生まれた消費文化は,物質に支配された文化, あるいは物質主義ではないという…

「巧みなおしゃべり、感覚主義、刹那(現在偏重)主義、変身性、非自立性、虚実(遊びと現実)のけじめの喪失など」

鈴木茂は、安永論文が書かれてからほぼ20年が経過した現在、精神医学の世界では境界例概念は退潮し、そのかわりに「スキソイド・自己愛・心的外傷・人格の多重化・間主体性といった諸テーマ」が浮かび上がっているという。しかし、これは安永の議論の価値を…

「このやり方で、外的な対象や外界の価値あるものは、全て自分の一部か、自分によって万能感的にコントロールされるものであると感じる。」

自己の理想化は、理想的な対象とその属性の万能感的な投影同一化と取り入れ同一化によって維持される。このやり方で、外的な対象や外界の価値あるものは、全て自分の一部か、自分によって万能感的にコントロールされるものであると感じる。 in and out progr…

自己愛の病理としてのニーチェ

という見方ができるのでは 理想化転移の対象としてワーグナーを求めていたとかね

ナルシシズムと体格

ナルシシズムの話になると心理的な面ばかり注目されるわけだけど、ナルシシズムが防衛のためにあるとすると、幼少期に虚弱体質だったりして体格的に劣る人(例えば三島由紀夫など)の方がナルシシズムの病理に陥りやすいということはないのだろうか?

【メモ】彼氏ができない女の特徴 喪女が自己分析

・消極的で怠惰、他力本願、いい人が来るのを待っている・他罰的で責任転嫁が得意・理想が高く嫉妬深いがなにも努力しない・勘違いが激しく、自己愛的・本人が自覚している以上に醜い容姿と人格・女らしさも男らしさもなく、性的魅力も人間的魅力もない・運…

有島武郎 「惜しみなく愛は奪うといってみたところで、実際には少しも奪いはしない」

とりあえずメモです 有島武郎は、「私の小さな愛の経験」に基づいて「惜しみなく愛は奪う」というエッセーを書いている。彼はこの中で、「愛とは与えるものではなく奪うものだ」という事実を強調し、この主張をふくらませて、「(人間は)絶えず外界を愛で同…

有島武郎 惜みなく愛は奪う(奪わない)

とりあえずメモです 有島武郎は、「私の小さな愛の経験」に基づいて「惜しみなく愛は奪う」というエッセーを書いている。彼はこの中で、「愛とは与えるものではなく奪うものだ」という事実を強調し、この主張をふくらませて、「(人間は)絶えず外界を愛で同…

【メモ】オットー・カーンバーグによる自己愛性パーソナリティ障害の特徴

① 自己概念が非常に肥大しているが,他者から愛され賞賛されたい欲求も過剰である。劣等感を示す者においても, ときどき自己が偉大 ・全能であるという感情や空想が現れる。 ②情緒が分化しておらず,喪失した対象への思慕と悲しみの感情が欠けている。他者に捨てら…