2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【メモ】ジョン・シュタイナー『こころの退避』

https://blog.goo.ne.jp/yositronik/e/f1762d33b52521f18072d83a5423407eから引用 これらの状況の重要な特徴は、患者は将来について頭がいっぱいであるということである。彼の現在の苦しみはマゾキスティックに耐えられているが、彼は、将来は正義が行われ彼…

【メモ】マイケル・バリント

https://ka-gu.hatenablog.com/entry/20180501/1525177551から引用。 まこと、患者には「悲哀と増悪抜きの人生は生きるに値しない」と感じている者もある。裏返せば、おのれの悲哀――とそれと連動していた増悪――の全体に相当する分の補償を貰えない人生など生…

フロイトの「子供が叩かれる」について

十川幸司『フロイディアン・ステップ』より 「子供が叩かれる」は、フロイトの論文の中でもとりわけ錯綜した構造を持ち、しかも論述が曖昧なゆえに、とっつきにくいものの一つである。何にもましてこの論考の理解を阻んでいるのは、「子供が叩かれる」という…