政治

ズルズルベッタリの状況追随主義 藤田省三

(1) ズルズルベッタリの状況追随主義からの切断 日本の天皇制社会の原理は、人間社会が自然世界と公然と対立せず、国家が家や部落や地方団体と公然と対立せず、公的忠誠が私的心情と公然と対立せず、全体と個が公然と対立せず、その間のケジメがないまま…

『悪について』エーリッヒ・フロム トランプ現象

極度にナルシシスティックな集団は、自己と同一視できる指導者を強く求める。集団はそのナルシシズムを投影し、指導者は称賛される。強力な指導者に服従する行為――これは深層心理では共生と同一視される行為である――によって、個人のナルシシズムが指導者に…

【ネタ】政治家にメシを奢ってもらったくらいで懐柔されるマスコミ人の精神分析

幼い頃に自分の食欲を満たしてくれた相手(授乳する母親)に抱いていた感情(愛?)を、タダメシ喰わせてくれる政治家に向けるようになる(陽性転移)とか?

安倍晋三の「東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」という発言について

今更だけど。 安倍首相は、滑らかな英語で東京への五輪招致演説をした。首相官邸ホームページにその和訳が掲載されている。福島について言及したのは、開始直後だった。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されてい…

樫村愛子「映画表現に見る現代社会の危機--ノワールとポストコロニアル(2)」よりメモ

『キッズ・リターン』以降、 北野武が創造する空間は、「移行空間」へと変わる。いきなり新しい対象や世界を構成することは、日本の文化や社会の中に「大文字の他者」および象徴的世界が不在であり不可能ゆえ、移行空間を設立するのである。『HANA-BI』の同…

「まずは多数派の意見について行きます!」……N国代表が体現する時代精神

N国・立花代表のこれまでの発言のなかで私が感心したのは、「NHK打倒」という党是以外の自らの政治姿勢についてに聞かれて、「まずは多数派の意見について行きます!」と答えたというものである。なるほど、この立花の発言は「時代精神」を見事に体現してお…

「原子化した個人」でいっぱいのインターネット

私化した個人は、原子化した個人と似ている(政治的に無関心である)が、前者では、関心が私的な事柄に局限される。後者では、浮動的である。前者は社会的実践からの隠遁であり、後者は逃走的である。この隠遁性向は、社会制度の官僚制化の発展に対応する。…

何が起これば安倍内閣の支持率が下がるのか

ルッキズム・外見至上主義の現代日本なので、安倍晋三の容姿が加齢で劣化すればかなり下がるのでは?(マジで)