2023-01-27から1日間の記事一覧

「巧みなおしゃべり、感覚主義、刹那(現在偏重)主義、変身性、非自立性、虚実(遊びと現実)のけじめの喪失など」

鈴木茂は、安永論文が書かれてからほぼ20年が経過した現在、精神医学の世界では境界例概念は退潮し、そのかわりに「スキソイド・自己愛・心的外傷・人格の多重化・間主体性といった諸テーマ」が浮かび上がっているという。しかし、これは安永の議論の価値を…

「このやり方で、外的な対象や外界の価値あるものは、全て自分の一部か、自分によって万能感的にコントロールされるものであると感じる。」

自己の理想化は、理想的な対象とその属性の万能感的な投影同一化と取り入れ同一化によって維持される。このやり方で、外的な対象や外界の価値あるものは、全て自分の一部か、自分によって万能感的にコントロールされるものであると感じる。 in and out progr…