マゾヒスティック・パーソナリティ

・臨床像

 苦しんだり不平を言ったり自己破壊的であったり自分の価値を低くみたりする態度を強調し、自分の痛みを通じて他人を苦しめようとする無意識的願望がある。母性は本来、マゾヒスティックで、若い個体の幸福を優先する。単に痛みを好むことを意味しておらず、意識的にせよ無意識的にせよ、よりよいものを期待しながら痛みや苦しみを耐え忍んでいる。心の痛みよりは体の痛みを、体の痛みよりは心の痛みを、求めるように耐える。

 

・自己

 無価値で罪深く、拒絶されて当然の、処罰に値するものという自己表象がある。尊大かつ嘲笑的で苦悩に高揚を覚え、自分と同じような苦難を自分ほど立派に耐え忍ぶことはできない人間を見下げ、自尊心の支えるために代償の基盤を見出す。虐げられた経験を笑みをうかべて話し、苦しむことを通じて愛着する。不満を訴えるが、何かするよう勧めると不満げに話題を変える。不満を言い、相手に不満を言わせるという投影。

in and out program | 【マゾヒスティック・パーソナリティ】

こういう人って日本人に多いような。