グローバル資本主義の精神分析 -貨幣欲望と死の欲動-

 

死を回避し排泄物のうちに不滅の生命力を託そうとするこの願望が、 〈死の欲動〉に支配された〈生の欲動〉という神経症を生み出すのである。

「死を受容しえないということは、死が、あらゆる正常な動物にとって生であると同時に死でもあるという現実から、皮肉にも人類を不可避的に追放してしまい、結果として生の否定(抑圧)となる」 (Brown N.[1959] 、邦訳二八八―二八九頁)

グローバル資本主義精神分析 -貨幣欲望と死の欲動-

斉藤日出治

http://id.nii.ac.jp/1391/00019249/