【メモ】日本人の模倣欲は異常

今村仁司「排除の構造―力の一般経済序説」から
摸倣欲望は、社会の危機的状態のなかでその本然の姿をあらわしてくる。摸倣欲望の発動のためには、自尊心が「傷つけられる」という条件が必要である。摸倣欲望とヴァルネラビリティ(可傷性・暴力誘発性・傷つきやすさ・脆弱性)とは不可分である。「自然」や「偉大な存在」をひたすら「模倣する」というときの「摸倣」は、ヴァルネラビリティなしでも可能であり、したがってそれは美学的ミメーシスの範疇に入る。

人間のなかで、最大の摸倣性をもつもの、摸倣欲望を最大限に誘発し触発するものは、暴力である。

 排除について

いじめられた者がいじめる側に回る(虐待の連鎖)ということかな ?

黒船来航(←自尊心が傷つけられる体験)から太平洋戦争終結までの日本を連想させるね(今でも?)。

 

排除の構造                         

排除の構造